ニュース一覧

第47回日本分子生物学会年会(11/27-29@神戸福岡国際会議場/マリンメッセ福岡)ポスター発表

[3P-338] 染色体工学技術応用(3):ヒトiPS細胞からヒトiPS細胞への染色体導入法を用いた21番,X,Y染色体異数性細胞の作製と解析
宇野愛海

[3P-339] 染色体工学技術応用(4):CRISPR/Cas9技術を用いた染色体改変法の確立及び21番染色体長腕部分モノソミーの構築と解析
永川真也(D3)

[3P-340] 染色体工学技術応用(5):メガベース染色体削除法により作製された21番染色体パーシャルモノソミーヒトiPS細胞を用いたゲノムの最小化
岡野裕朔(M2)

[3P-341] 染色体工学技術応用(6):ヒト人工染色体を用いたキメラT細胞受容体遺伝子発現制御にむけたヒトiPS細胞内における染色体相互転座法の開発
大門梓乃(M1)

[3P-342] 染色体工学技術応用(7):ヒトiPS細胞内におけるゲノム編集を用いた染色体相互転座誘導によるヒト染色体領域のヒト人工染色体への搭載法の開発
北澤 寿希也(M1)

[3P-343] 染色体工学技術応用(8):新規ハウスキーピング遺伝子プロモーター活性増強配列の同定
鈴木 里桜(M2)

 

ポスター発表

 

鳥取大学香月研の皆さんと

 

2024年12月01日

AMEDスマートバイオ創薬等研究支援事業採択(宇野・冨塚グループ)

AMEDスマートバイオ創薬等研究支援事業【組織移行性抗体AccumBody を使った高機能性DDSによるバイオ創薬】(代表研究者 鹿児島大学 伊東祐二先生)が採択され、冨塚一磨教授が分担研究者として参画することになりました。世界初となる組織移行性間葉系細胞製品の開発に向けた研究を進めます。

https://www.kagoshima-u.ac.jp/about/241001release.pdf

2024年10月01日

卒論発表会(2/20)/修論発表会(2/22)

卒論発表会(発表8名)および修論発表会(発表5名)が開催されました。自分が携わった仕事の成果を世に問う、初めての機会となりましたが、この経験は将来色々な場面で皆さんを支えてくれると思います。

2024年02月29日

ヒト染色体領域のクローニングを飛躍的に改善する技術を開発~マウス人工染色体を用いたヒトゲノム研究・創薬研究を加速(宇野・冨塚グループ論文掲載、プレスリリース)

香月康宏教授らのグループとの共同研究成果である『ヒト染色体領域のクローニングを飛躍的に改善する技術』に関する論文が、オックスフォード大学出版局によって発行される国際科学誌「Nucleic Acids Research」に掲載され、本学からもプレスリリース(下記リンク)がありました。

https://www.toyaku.ac.jp/lifescience/newstopics/2023/0112_6072.html

 

ヒト染色体領域のクローニングを飛躍的に改善する技術を開発 ~マウス人工染色体を用いたヒトゲノム研究・創薬研究を加速~

ポイント
・マウス人工染色体(MAC)に数百万塩基対(メガベースMb)規模のヒト染色体領域を搭載することで、マウス・ラット個体などへヒト染色体領域を安定して導入することが可能です。
・ヒト染色体領域をMACへと搭載する従来の方法は数年間に及ぶ時間と多大な労力が必要で、困難性が高いことが課題でした。
・本研究では、ヒトiPS細胞から染色体を直接的に別の細胞へと移入する新技術と、CRISPR/Cas9を応用した染色体転座誘導技術によって、ヒト染色体領域をMACへ搭載する工程を大幅に短縮することに成功しました。
・本技術を用いて、Mb規模のヒト遺伝子群を保持する動物の作製プロセスが飛躍的に加速し、ヒト染色体機能の理解や創薬研究の加速化に貢献すると期待されます。
・また遺伝子多型を持つ個人や疾患患者由来のヒトiPS細胞の染色体を利用した、新たなヒト化モデル動物や希少疾患モデル動物の作製にも応用可能です。

 

雑誌名:Nucleic Acids Research
論文名:“Rapid human genomic DNA cloning into mouse artificial chromosome via direct chromosome transfer from human iPSC and CRISPR/Cas9-mediated translocation”
(ヒトiPS細胞を供与体とする染色体導入とCRISPR/Cas9による転座誘導を利用した、マウス人工染色体への迅速なヒト染色体クローニング)
Hitomaru Miyamoto,Hiroaki Kobayashi,Nanami Kishima,Kyotaro Yamazaki,Shusei Hamamichi,Narumi Uno,Satoshi Abe,Yosuke Hiramuki,Kanako Kazuki,Kazuma Tomizuka,Yasuhiro Kazuki

https://doi.org/10.1093/nar/gkad1218

 

2024年01月22日

第46回日本分子生物学会年会(12/6-8@神戸ポートアイランド)ポスター、サイエンスピッチ発表

seibutukoiugaku

[3P-352]染色体工学技術応用(2):低分子化合物を用いた微小核融合法による染色体導入効率の改善法の探索
田島 康椰(M2)
[3P-358]染色体工学技術応用(8):メガベース染色体削除法により作製された21番染色体パーシャルモノソミーヒトiPS細胞を用いた必須ゲノム領域の探索
岡野 裕朔(M1)
[3P-359]染色体工学技術応用(9):新規なハウスキーピング遺伝子プロモーター活性増強配列の同定
鈴木 里桜(M1)

 

ポスター

 

サイエンスピッチ

 

JST-CREST(ゲノム合成)香月チームの皆さんと記念撮影


2023年12月20日

第2回日本抗体学会学術大会(12/1-3@鹿児島市)ポスター発表

昨年に続き鹿児島での開催です。私たちと共同研究を行っている鹿児島大伊東祐二先生のリーダーシップのもと、熱気溢れる学会が実現し、大いに刺激を受けました。企業からの参加者も多いのがこの学会の特徴です。

 

〔P0086〕染色体工学技術の抗体研究への応用(5)ハイスループットなCAR-T機能評価系を用いた高活性型CARの配列探索
藤原 有紗(M2)
〔P0070〕染色体工学技術の抗体研究への応用(6)CDR-H3を標的としたゲノム編集誘導性分子多様化によるMammalian displayシステムの構築
櫻井 諒一(M2)
〔P0071〕染色体工学技術の抗体研究への応用(7)多様化誘導ヒト抗体ディスプレイシステムによるWnt/βカテニンシグナル制御分子の探索
上田 航輝(M1)
〔P0079〕染色体工学技術の抗体研究への応用(8)炎症生腸疾患治療薬開発における腸移行性R-spondinの開発
本多 英嗣(M1)
〔P0089〕染色体工学技術の抗体研究への応用(9)Mammalian display法による抗SARS-CoV-2合成ヒトポリクローナル抗体取得
安倍 麻莉奈(M1)
〔P0082〕染色体工学技術の抗体研究への応用(10)Mammalian display法による抗SARS-CoV-2抗体モノクローナル抗体取得法の開発
宇野 愛海

 

学会終了後、鳥取大香月研究室の皆さんとの記念撮影。

 

堂々たる桜島の眺め。

 

 

2023年12月11日

AMED革新的先端研究開発支援事業インキュベートタイプ(LEAP)採択(宇野・冨塚グループ)

AMED「革新的先端研究開発支援事業インキュベートタイプ(LEAP)」、【デザイン染色体による免疫系ヒト化動物の創成と創薬応用】(代表研究者 鳥取大学 香月康宏先生)が採択され、冨塚一磨教授が分担研究者として参画することになりました。抗体医薬品の研究開発に携わった経験を活かして、バイオ医薬品の安全性を評価する新たな動物モデルの開発に取り組みます。

https://www.med.tottori-u.ac.jp/news/34646.html

2023年11月01日

AMED再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラム採択(宇野・冨塚グループ)

AMED再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラム(再生・細胞医療・遺伝子治療研究開発課題(基礎応用研究課題))、【ヒト人工染色体(HAC)ベクターによるデザイナーiCAR-T細胞創出プラットフォーム開発】(代表研究者 鳥取大学 香月康宏先生)が採択され、宇野愛海助教が分担研究者として参画することになりました。HACベクターを搭載するヒトiPS細胞からガンを攻撃する高性能のT細胞をつくりだします。HACベクター初の臨床応用事例となることを期待しています。

https://www.amed.go.jp/koubo/13/01/1301C_00029.html

2023年10月01日

染色体導入効率を飛躍的に改善する技術を開発~人工染色体を用いたゲノム合成研究・再生医療研究を加速~:(宇野・冨塚グループ論文掲載、プレスリリース)

宇野愛海先生が筆頭著者の『染色体導入効率を飛躍的に改善する技術』に関する論文が、Molecular Therapy-Nucleic Acids誌(米国遺伝子細胞治療学会の機関誌の1つ)に掲載され、本学からもプレスリリース(下記リンク)がありました。

https://www.toyaku.ac.jp/lifescience/newstopics/2023/0719_5764.html

染色体導入効率を飛躍的に改善する技術を開発~人工染色体を用いたゲノム合成研究・再生医療研究を加速~

ポイント
 微小核細胞融合法(MMCT法)は人工染色体等、数百万塩基対(メガベース Mb)規模の遺伝子情報を染色体受容細胞に導入できますが、導入効率の向上が課題でした。本研究では、従来の微小管重合阻害剤コルセミドに替わり、微小管脱重合阻害剤タキソールと紡錘体チェックポイント阻害剤リバーシンの2剤を用いた新技術を開発し、従来法と比較して約5~18倍の染色体導入効率を達成しました。本技術を用いて、ゲノム合成分野では、Mb規模の遺伝子改変を行うモデル細胞・動物の作製、また、再生医療分野では、遺伝子・細胞医薬品の開発が大幅に加速すると考えられます。

雑誌名:Molecular Therapy-Nucleic Acids
論文名:“Co-treatment of CHO cells with Taxol and reversine improves micronucleation and microcell-mediated chromosome transfer efficiency”
(タキソールとリバーシン併用処理によるCHO細胞における微小核形成誘導効率および微小核細胞融合法を用いた染色体導入効率の改善)
Narumi Uno, Hiroyuki Satofuka, Hitomaru Miyamoto, Kazuhisa Honma, Teruhiko Suzuki, Kyotaro Yamazaki, Ryota Ito, Takashi Moriwaki, Shusei Hamamichi, Kazuma Tomizuka, Mitsuo Oshimura, Yasuhiro Kazuki
https://doi.org/10.1016/j.omtn.2023.07.002

2023年07月20日

日本ゲノム編集学会第8回大会(6/8-6/10@タワーホール船堀)ポスター発表

日本ゲノム編集学会第8回大会にて下記3演題のポスター発表を行いました。日頃活用しているゲノム編集技術に関する最新情報を得るよい機会になりました。

iPS細胞を用いた必須ゲノム領域の探索
岡野 裕朔(M1)

抗体重鎖相補性決定領域3を標的とした相同組換えによる新規抗体ディスプレイの開発
櫻井 諒一(M2)

CRISPR/Cas9を用いたメガベース削除法によるヒトiPS細胞でのトップダウン型ヒト人工染色体の構築
永川 真也(D2)

2023年06月15日

第45回日本分子生物学会年会(11/30-12/2@幕張メッセ)ポスター発表

第45回日本分子生物学会年会にてポスター発表しました。3分間で研究テーマをアピールするサイエンスピッチにも挑戦しました。聴衆に取り囲まれ、緊張感いっぱいでしたが、良い経験になりました。


[1P-073]染色体工学技術応用(1):染色体分配機構や分裂期チェックポイントの阻害剤を用いたCHO細胞での微小核形成の効率化と染色体導入効率の改善
宇野 愛海

[1P-076]染色体工学技術応用(4):微小核融合法を軸としたMb規模の外来DNA・染色体の水平伝達における分子機構の解明
田島 康椰(M1)

[1P-077]染色体工学技術応用(5):ゲノム編集(CRISPR/Cas9)によるメガベース削除法を用いたヒトiPS細胞での21番染色体由来トップダウン型ヒト人工染色体の構築
永川 真也(D1)

[1P-078]染色体工学技術応用(6):21番染色体部分モノソミーヒトiPS細胞の構築と必須領域の探索
駒崎 里奈(M2)

 

発表風景です。

2022年12月09日

第1回日本抗体学会 設立記念 学術大会(11/26-27@鹿児島大学)ポスター発表

記念すべき第1回日本抗体学会 設立記念 学術大会でポスター発表しました。


[P-4]染色体工学技術の抗体研究への応用(4)抗体ディスプレイ間葉系幹細胞による新規細胞治療法の開発
小野寺 千紘(M2)

[P-6]染色体工学技術の抗体研究への応用(6)ヒトiPS細胞由来筋細胞を用いた、エクソンスキップ核酸-抗体複合体の評価
瀧野 友紀子(M2)

[P-7]染色体工学技術の抗体研究への応用(7)単一コピーキメラ抗原受容体(CAR)機能評価系構築とゲノム編集によるCAR改変
藤原 有紗(M1)

[P-8]染色体工学技術の抗体研究への応用(8)多様化誘導型細胞ライブラリの開発と機能ペプチドの表現型スクリーニング
円子 大夢(M2)

[P-9]染色体工学技術の抗体研究への応用(9)相補性決定領域を標的としたアミノ酸挿入型・置換型ゲノム編集による新規抗体の探索
櫻井 諒一(M1)

[P-10]染色体工学技術の抗体研究への応用(10)免疫系ヒト化動物を活用した抗感染症ヒト抗体創成基盤の確立
冨塚 一磨

 

発表風景です。

2022年12月01日

第96 回日本感染症学会総会・学術講演会 シンポジウム発表(冨塚)

第96 回日本感染症学会総会・学術講演会
会期:2022 年4 月22 日(金)・23 日(土) WEB 開催
シンポジウム2「感染症創薬に向けた研究基盤の構築と新規モダリティ等の技術基盤の創出」
冨塚 一磨「免疫系ヒト化動物を活用した抗感染症ヒト抗体創成基盤の確立」

2022年04月25日

"究極の"ヒト抗体産生マウス作製に成功(宇野・冨塚グループ論文掲載、プレスリリース)

私達が開発し研究に用いている”究極の”完全ヒト抗体産生マウスに関する論文が、Nature communications誌に掲載され、本学からもプレスリリース(下記リンク)がありました。

https://www.toyaku.ac.jp/lifescience/newstopics/2022/0412_5032.html

完全ヒト抗体産生マウスの作製に成功 -- ヒト抗体の多様性を再現・抗体医薬品創出へ期待

ポイント
 東京薬科大学生命科学部 教授 冨塚一磨(生物工学研究室)、鳥取大学医学部生命科学科/染色体工学研究センター 香月 康宏准教授らのグループが、独自の染色体工学技術を用いて、新たなヒト抗体産生マウスの作製に成功しました。20年以上前に冨塚一磨教授らが世界で初めて開発した第一世代の染色体導入ヒト抗体産生マウスは、ヒト抗体遺伝子を含むヒト染色体の安定性が完全ではなく、さらなる高性能化が必要でした。今回作製されたマウスでつくられるヒト抗体は、ヒトに類似した多様性を持ち、またこのマウスを抗原で免疫すると、高い効率で抗原特異的ヒトモノクローナル抗体が取得できることが示されました。本ヒト抗体産生マウスは安全性の高いヒト抗体医薬品の創出に役立つことが期待されます。
 本研究成果は、2022年4月5日(日本時間)に「Nature communications」のオンライン版で公開されました。

 

雑誌名: Nature communications
論文名: Efficient human-like antibody repertoire and hybridoma production in trans-chromosomic mice carrying megabase-sized human immunoglobulin loci”
(メガベースサイズのヒト免疫グロブリン遺伝子座を保有するトランスクロモソミックマウスにおける、効率的なヒト様抗体レパトアおよびハイブリドーマ産生)
著者: Hiroyuki Satofuka, Satoshi Abe, Takashi Moriwaki, Akane Okada, Kanako Kazuki, Hiroshi Tanaka, Kyotaro Yamazaki, Genki Hichiwa, Kayoko Morimoto, Haruka Takayama, Yuji Nakayama, Shinya Hatano, Yutaro Yada, Yasufumi Murakami, Yoshihiro Baba, Mitsuo Oshimura, Kazuma Tomizuka, and Yasuhiro Kazuki
Doi:10.1038/s41467-022-29421-2

2022年04月12日

ヒトiPS/間葉系幹細胞等のヒト人工染色体ベクターによる遺伝子操作法を開発(宇野・冨塚グループ論文掲載、プレスリリース)

プレスリリース
ヒトiPS/間葉系幹細胞等のヒト人工染色体ベクターによる遺伝子操作法を開発 -- 染色体工学技術により再生医療・がん治療研究を加速

https://www.toyaku.ac.jp/lifescience/newstopics/2021/0317_4989.html

 

Panel of human cell lines with human/mouse artificial chromosomes
Narumi Uno, Shuta Takata, Shinya Komoto, Hitomaru Miyamoto,Yuji Nakayama, Mitsuhiko Osaki, Ryota Mayuzumi, Natsumi Miyazaki, Chiaki Hando, Satoshi Abe, Tetsushi Sakuma, TakashiYamamoto, Teruhiko Suzuki, Yoshihiro Nakajima, Mitsuo Oshimura, Kazuma Tomizuka &Yasuhiro Kazuki
Scientific Reports volume 12, Article number: 3009 (2022)

https://www.nature.com/articles/s41598-022-06814-3

 

 

2022年03月19日

学位授与式:卒業・修了おめでとうございます。

<進路の内訳>
・4年生(12名):就職1名、大学院(本学・他大学)進学11名
・M2生(4名):就職3名、大学院博士課程(本学)1名

 

新しい環境での活躍を期待しています。

I hope for your success!

2022年03月18日

論文掲載(アストロバイオロジー:横堀グループ)

Astrobiology誌の201年度のVol. 21、12月号(Issue 12)(https://www.liebertpub.com/toc/ast/21/12)に、たんぽぽ実験の特集が組まれました。横堀グループからの論文掲載は下記の3報です。

Yamagishi, A., S. Yokobori, K. Kobayashi, H. Mita, H. Yabuta, M. Tabata, M. Higashide, & H. Yano (2021) Scientific targets of Tanpopo: Astrobiology exposure and micrometeoroid capture experiments at the Japanese Experiment Module Exposed Facility of the International Space Station. Astrobiology 21(12): 1451-146(https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/ast.2020.2426)

Kobayashi, K., H. Mita, Y. Kebukawa, K. Nakagawa, T. Kaneko, Y. Obayashi, T. Sato, T. Yokoo, S. Minematsu, H. Fukuda, Y. Oguri, I. Yoda, S. Yoshida, K. Kanda, E. Imai, H. Yano, H. Hashimoto, S. Yokobori, & A. Yamagishi (2021) Space Exposure of Amino Acids and Their Precursors in the Tanpopo Mission. Astrobiology 21(12): 1479-1493(https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/ast.2021.0027)

Fujiwara, D., Y. Kawaguchi, Y. Togashi, I. Kinoshita, J. Yatabe, I. Narumi, H. Hashimoto, S. Yokobori, & A. Yamagishi (2021) Mutation analysis of the rpoB gene in the radiation-resistant bacterium Deinococcus radiodurans R1 exposed to space. Astrobiology 21(12): 1494-1504(https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/ast.2020.2424)

また、当研究室で学振の研究員をしていた原田さんを筆頭著者とする論文も公開されています。

Harada, M., A. Akiyama, R. Furukawa, S. Yokobori, E. Tajika, & A.Yamagishi (2021) Evolution of Superoxide Dismutases and Catalases in Cyanobacteria: Occurrence of the Antioxidant Enzyme Genes before the Rise of Atmospheric Oxygen. Journal of Molecular Evolution 89(8): 527-543

2021年12月20日

第44回日本分子生物学会年会(12/1-3@パシフィコ横浜)ポスター発表:発表風景

久しぶりの対面実施となった本学会、様々な分野から参加者が集まる、大規模学会ならではの雰囲気と緊張感を楽しむことができました。また聴衆、発表者両方の立場で参加することで、得られたものも多かったのではないかと思います。ポスター作成から発表当日の質疑まで、皆さん自身の力でやり切ることができました。この経験をぜひ次の機会に活かしてください。

 

2021年12月03日

第44回日本分子生物学会年会(12/1-3@パシフィコ横浜)ポスター発表

12/3(金)のポスターセッションにて、当研究室から下記9演題の発表があります。本学会はハイブリッド開催ですが、今回は会場が大学から近いことを幸いに、(新型コロナ感染防止に配慮しつつ)全員現地参加します。初の学会発表となる8名の院生の皆さんにとっては、研究成果のアピール、そして様々な分野の研究者と議論ができる貴重な機会になるに違いありません。乞うご期待!

[3P-0662]染色体工学技術応用(1):染色体工学技術普及に向けたヒト/マウス人工染色体を含むヒト細胞株パネルの構築
宇野 愛海

[3P-0673]染色体工学技術応用(12):ヒトD領域から化学合成したD領域への置換による、ヒト抗体産生Tcマウスの多様性拡張技術の開発
若狭 由布子(M2)

[3P-0674]染色体工学技術応用(13):抗体の表現型スクリーニングを可能にする、多様化誘導型抗体発現細胞ライブラリの開発
橋本 七海(M2)

[3P-0675]染色体工学技術応用(14):機能ペプチドの表現型スクリーニングを行う多様化誘導型発現細胞ライブラリの開発
円子 大夢(M1)

[3P-0676]染色体工学技術応用(15):ヒトDMD遺伝子全長を保持したC2C12細胞でのエクソンスキップ評価系構築
瀧野 友紀子(M1)

[3P-0677]染色体工学技術応用(16):ヒト人工染色体(HAC)を用いた高機能化間葉系幹細胞医薬のデザイン
小野寺 千紘(M1)

[3P-0678]染色体工学技術応用(17):Housekeeping遺伝子上流配列由来新規哺乳動物プロモーター活性増強配列の探索
宮崎 夏美 (M2)

[3P-0679]染色体工学技術応用(18):CRISPR/Cas9を用いたメガベーススケールの染色体切断によるヒトiPS細胞でのトップダウン型ヒト人工染色体の構築
永川 真也(M2)

[3P-0681]染色体工学技術応用(20):21番染色体部分モノソミーヒトiPS細胞の構築と、必須領域の探索
駒崎 里奈(M1)

2021年11月29日

「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)」に当研究室を代表とする課題が採択 -- 先端技術を駆使して感染症と闘う抗体医薬を創る

研究課題 「免疫系ヒト化動物を活用した抗感染症ヒト抗体創成基盤の確立」

本研究は、本学、鳥取大学(分担研究者:香月康宏准教授)、立教大学(分担研究者:末次正幸教授)、千葉大学/東北大学(分担研究者:秋田英万教授)の4機関の共同研究 になります。この事業は、感染症創薬分野における基礎研究を飛躍的に加速させるための基盤および技術の確立を目指します。

COVID-19の脅威を背景に、感染症に対する予防・治療薬の研究開発への社会的要請が高まっています。本研究課題では、重症化リスクの高い感染者や曝露後の予防等に有効な中和抗体療法の早期実現を目指し、独自開発した(1)完全ヒト抗体産生動物、(2)ゲノム合成技術、(3)mRNA創薬技術等を融合して、様々な感染症に対する予防・治療用ヒト抗体医薬候補品を迅速に創成する「Express Hu-mAbシステム」の確立に取り組みます。

https://www.toyaku.ac.jp/lifescience/newstopics/2021/1007_4738.html

2021年10月07日

鳥取大学染色体工学研究センターとのオンラインリトリート

研究活動におけるリトリート (retreat) とは、心身共にリフレッシュできる日常とは異なる環境(避暑地など)で、研究者同士が研究成果やアイデアについて情報交換し、親睦を深めるイベントです。
今回、残念ながらZoomを介してではありますが、宇野・冨塚グループと多数の共同研究を実施中の鳥取大学染色体工学研究センター(香月康宏准教授グループ)とのオンラインリトリートが開催されました。両研究室から50名近い参加者と計35演題の発表があり、丸一日かけて活発な議論が展開されました。互いの顔と名前、研究テーマを知ることができましたので、今後の相互コミュニケーションがスムーズになると期待されます。

次回はぜひ対面(米子?)でやりたいものです

2021年07月20日

卒業論文発表会(2/24)

緊急事態宣言の中、Zoomによるオンライン卒論発表会が開催されました。今年は様々な制約がありましたが、皆さんの努力の賜物である研究成果がちりばめられた、素晴らしいプレゼンを披露してくれました。


残念ながら打ち上げはできないため、ささやかながら終了後に仕出し弁当を各自で美味しく頂きました。


2021年02月24日

iPS細胞×HAC論文掲載(プレスリリース)

Molecular Therapy - Nucleic Acids誌に掲載された、iPS細胞とヒト人工染色体(HAC)の組み合わせ関する私達のグループ(鳥大/京大iPS研/協和キリン/東薬大)の論文(Engineering of human induced pluripotent stem cells via human artificial chromosome vectors for cell therapy and disease modeling)に関して本学からプレスリリースがありました(下記リンク)。


染色体レベルでのヒト iPS 細胞のエンジニアリングに成功

~遺伝子細胞治療、疾病モデル細胞の作製、創薬研究等への応用へ期待~
https://www.toyaku.ac.jp/lifescience/newstopics/2020/0118_4258.html

2021年01月18日

宇野助教の総説が月刊「細胞」2020年7月号に掲載されました。

月刊「細胞」2020年 7月号
ニュー・サイエンス社

特 集
・ 総論 人工染色体の医学応用(押村 光雄)
・ 染色体導入法の原理と技術改良(鈴木 輝彦・原 孝彦)
・ 染色体の安定性制御と創薬スクリーニング(大関 淳一郎・舛本 寛 他)
・ 人工染色体ベクターを用いた発光安定細胞の樹立と利用(中島 芳浩)
・ HACによる遺伝子・細胞移植治療法(宇野 愛海)
・ マウス人工染色体を用いたヒト化マウス・ラットの作製と創薬研究への応用(森脇 崇史・香月 康宏)

2020年11月04日

新卒論生向け研究室訪問について

本年度は特定の訪問日は設けず、対面(ラボ見学)/Zoomともフレキシブルに対応します。
ラボ・オフィスの場所は研究3号館7階です。
まずは遠慮なく冨塚にメール(tomizuka@toyaku.ac.jp)を下さい。

2020年10月10日

論文掲載(生命進化:横堀グループ)

Kawaguchi, Y., M. Shibuya, I. Kinoshita, J. Yatabe, I. Narumi, H. Shibata, R. Hayashi, D. Fujiwara, Y. Murano, H. Hashimoto, E. Imai, S. Kodaira, Y. Uchihori, K. Nakagawa, H. MIta, S. Yokobori, & A. Yamagishi (2020) DNA damage and survival time course of deinococcal cell pellets during 3 years of exposure to outer space. Frontiers in Microbiology 11: 2050. doi: 10.3389/fmicb.2020.02050
*たんぽぽ実験(宇宙実験)のまとめの論文。
本学ホームページ(https://www.toyaku.ac.jp/lifescience/newstopics/2020/0826_3998.html)にも紹介されています。

Yonezawa, R., S. Itoi, Y. Igarashi, K. Yoshitake, H. Oyama, S. Kinoshita, R. Suo, S. Yokobori, H. Sugita, & S. Asakawa (2020) Characterization and phylogenetic position of two sympatric sister species of toxic flatworms Planocera multitentaculata and Planocera reticulata (Platyhelminthes: Acotylea). Mitochondrial DNA Part B: Resources (in press)

Tomita-Yokotani, K., S. Kimura, M. Ong, R. Ajioka, Y. Igarashi, H. Fujishiro, H. Katoh, H. Hashimoto, H. Mita, S. Yokobori, & M. Ohmori (2020) Tolerance of dried cells of a terrestrial cyanobacterium, Nostoc sp. HK-01 to temperature cycles, helium-ion beams, ultraviolet radiation (172 and 254 nm), and gamma rays: Primitive analysis for space experiments. Eco-engineering 32: 47-53

2020年10月10日

研究活動再開

新型コロナの影響で4月からストップしていた研究活動が、徐々に始まりつつあります。感染防止策の一環として分散登校を実施しており、スケジュール調整は大変ですが、メンバー一同、研究ができることの喜びを噛みしめながら取り組んでいます。

2020年06月19日

卒論発表会(2/26)/修論発表会(2/27)を行いました。

ロナウイルスの影響で聴衆は少なめでしたが、卒論生:16名/修論生:4名の皆さん、これまででベストのプレゼンを披露してくれました。
4月からは新しい環境でそれぞれの道を歩み始めます。

Wishing you all the best!

 

2020年03月10日

旧極限環境生物学研究室関連の論文2報が、ウェブで公開されました

Planktonic adaptive evolution to the sea surface temperature in the Neoproterozoic inferred from ancestral NDK of marine cyanobacteria
M Harada, A Nagano, S Yagi, R Furukawa, S Yokobori, A Yamagishi
Earth and Planetary Science Letters 522, 98-106


Establishment of mesophilic-like catalytic properties in a thermophilic enzyme without affecting its thermal stability
S Akanuma, M Bessho, H Kimura, R Furukawa, S Yokobori, A Yamagishi
Scientific Reports 9 (1), 9346

2019年09月18日

大学セミナーハウスでリトリートを行いました

10時から17時まで、昼食をはさみ卒論生、院生全員が研究発表した後、BBQパーティーを行いました。
本学から歩いて30分の距離にある大学セミナーハウスの豊かな自然環境の中、いつものゼミとは違った雰囲気で活発な議論が展開されました

2019年07月16日