大腸菌や枯草菌などこれまでよく知られている普通の温度で生育する菌(これを常温菌と呼ぶ)は30℃から37℃程度で最もよく生育する。こうした常温菌は50℃を超えて生育することが出来ない。50℃以上でも生育できる菌を好熱菌とよぶ。50℃以上でも生育できるが50℃以下でも生育できる好熱菌を中等度好熱菌(あるは通性好熱菌)と呼ぶ。50℃以上でしか生育できない好熱菌を高度好熱菌(あるいは絶対好熱菌)と呼ぶ。高度好熱菌のなかでも特に生育温度が高く、80℃以上で最もよく生育できる菌を超好熱菌とよぶ。
さらに詳しい内容を知りたい方は以下の日本語の総説、本を参考にしてください: 「極限環境の小さな生物」特集に当たって、 好熱菌と耐熱タンパク質、 好熱性古細菌