Computational Biophysics Laboratory
本研究室では、生体分子、生命現象、生体に役立つソフトマターに関して、物理的な統計平均、揺らぎ、エントロピーなどを基礎に、モデルを作成しコンピュータで研究します。ナノ繊維を作るタンパク質、がん関連タンパク質、バクテリアコロニーの成長、ゲルの構造などを研究しています。
Protein
シミュレーションを用いた、タンパク質の構造解析を行っています。タンパク質は多数のアミノ酸から構成され、様々な活性を持つ分子として知られています。多様な機能にはタンパク質の構造が関連しており、構造を知ることで機能の解明を進められると考えられます。
Life Phen.
バクテリアが寒天培地上で作る様々なコロニーのパターンについて、個体レベルから解析できるモデルを考案し、計算機シミュレーションによるコロニー形成過程の研究を行っています。位置の違いによって、体レベルの運動に質的な相違が生じることがわかっています。
Soft Matter
ソフトマター材料の中でも、ゲルは人工軟骨、コンタクトレンズ、眼の手術の材料などに使われていて、生命に役立つ重要な材料です。私たちは東京大学の実験グループと共同で、ゲル材料のシミュレーションを行っています。実験研究者に示唆を与えることができます。