List of class taught by takasu thermodynamics mobile gear to mac by PC-card

PCカードを用いた、モバイルギア・マック間のデータ移動

      written  97.6.19   by 高須    
      revised  97.8.12

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はじめに

カードリーダとカードの購入

カードリーダ使用の注意 97.8.12

1。モバ → カード
2。カード → マック
3。マック上で、DOS→マック形式
4。マック → UNIXマシン

5。UNIXマシン → マック
6。マック上で、DOS形式に変換
7。マック → カード
8。カード → モバ

参考文献

はじめに

モバイルギアから、カードを使ってマックにデータを移動する方法
について簡単にまとめました。

他の方法については、 「マックとのデータのやりとり」に列挙してあります。

初めは、モデム直結の方法を使っていましたが、
「ファイル1つずつについての操作が面倒」
「つながらない時もある」などの理由で、
最近では、カードを使った方法をもっぱら使ってます。

私の場合、マックからさらに、ethernet経由で
Unixマシンに送ることが多いので、それについてもまとめてあります。

なお、機器の接続などは、御自分の責任で、注意してやって下さい。
筆者は一切責任を持ちません。


カードリーダとカードの購入

最近のPowerbookはカードスロットがついているようですが、
デスクトップ型マックや、旧式のPowerbookの場合、
カードを読むには、カードリーダを付ける必要があります。

私が持っているPB520Cの場合、電池スロットに入れる、PCMCIAスロットが
Apple社から出てました。
買おうかなと思っているうちに、売り切れになりました。
たまに秋葉原の店頭に出るようです。(値段:3万くらい)。
(詳しくは、岡本さんのページへ

私が使ってるのは、Kernel社の
PCD500というカードリーダです。 定価38000円。購入価格は33830円でした。(97年6月)。

カードは、I-O DataのPCFCA-10Mです。
定価32800円、販売価格22960円でした(97年、6月)。
裏に[1995 SanDisk」と書いてあります。
モバイルギアのユーザメモリは2MBしかなくて、
すぐ一杯になるので、メモリカードがあると便利です。


カードリーダ使用の注意

カードリーダをマックにつなぐ時は、

 1) 両方のスイッチがオフであることを確かめる。
2) SCSI接続をする。
3) カードリーダをオンにする。
4) 全部できたら、最後にマックを立ち上げる。
また、カードリーダをマックからはずす時は、
 1) まず初めに、マックのシステムを終了する。
2) カードリーダのスイッチを切る。
3) SCSI接続をはずす。
の順を守って下さい。はずす時に、1), 2)の順をまちがえて、
マックの電源が入っているのに、カードリーダのスイッチを
オフにしたら、マックのハードディスクがやられました。
他のSCSI機器に比べて、危険なので、
くれぐれも気をつけて下さい。

1。モバイルギアからカードへ

モバイルギアのあるフォルダのファイル全部をカードにセーブするには、
ワープロのメニューで、「表示」→「全選択」を選んだ後、
「ファイル」→「複写」を使ってカードにコピーすると便利です。

モバイルギアには「文書名」と「ファイル名」があります。
文書名は日本語でもいいですが、ファイル名は、英数字と拡張子です。
マックにコピーすると、文書名はどこかへ行ってしまって、
ファイル名のみになります。
ファイル名も、内容がわかるような名前にしておいた方がいいです。


2。カードからマックへ

カードリーダとマック本体の電源を切ってからSCSI接続します。

カードリーダの付属ソフトをインストールします。
コントロールパネルの「Mac-PC Manager」で、拡張子とソフトを指定します。
デフォルトでは、TEXTファイルはSimple Textで読むことになってますが、
Simple Textでは大きなファイルが開けないので、私は、
.TXTファイルと.LOGファイルに、「Jedit」を指定してます。

Jeditはフリーウエアで、株式会社まつも とのページからダウンロードできます。


3。マック上でのDOS→マック形式への変換


カードリーダからマックに移したファイルは、DOS形式になってます。
これをマック形式にする必要があります。

あるファイルのみ変換したい場合は、
そのファイルをクリックすると、自動的にJeditが立ち上がり、
「変換しますか?」と聞いてきますので、「変換する」をクリックします。
(これは、2の「Mac-PC Managerで、Jeditを指定しているためです。)

たくさんのファイルをDOS形式からマック形式に変換したい時は、
TextToMac」というフリーウエアが便利です。
(→作 者のホームページ)。 多数のファイルでも、まとめてドラッグ&ドロップで変換できます。

たくさんのファイルを1つにまとめるには、
TextChain」という
フリーウエアが便利です。
私が使っているTextChainは、雑誌のMAC LIFE95年11月号の付録に
入ってました。
Preferenceで、Jeditを指定しておきます。

ファイルを1つにまとめることにより、容量も減るようです。

(例 143個のファイルの入ったディレクトリ:1.8MB -> 1つにまとめると、1.1MBだった)

フロッピーにバックアップする時は、この段階でファイルを圧縮してから
フロッピーにコピーしてます。

ちなみに、初めから、TextChainを使って1つにまとめてから、
クリックすると、自動的にJeditが立ち上がり「変換しますか?」と
聞いてくるので、TextToMacは使わなくてもすみます。


4。マックからUnixマシンへ

(1)マックからさらにUnixマシンにethernet経由で送る時は、
フリーウエアの「fetch」を使ってます。これも、たくさんのファイルを
フォルダごと、ドラッグ&ドロップでUnixマシンに落せます。

(2) Unixマシン上で、たくさんのファイルを1つにまとめておくと、
検索の時に便利です。マック上でTextToMacを使うよりも、
速いです。私は

     cat * > all1
でまとめた後、emacs の検索機能を使うことが多いです。


5。Unixマシンからマックへ

Mac上のFetchを使って転送してます。

前もって、Unixマシン上の日本語文書をSJISにしておく必要があります。
JISやEUCコードのままだと、Macでうまく読めないようです。


6。マック上での、マック→DOS形式の変換

3で述べた「TextToMac」で指定しておけば、
ドラッグ&ドロップで変換できます。

7。マックからカードへ

ファイル名が長過ぎると、
モバで認識できないようです。
拡張子は適当につけてくれます。

8。カードからモバへ

(1)ワープロの「フォルダ切り替え」で、
カードの該当ディレクトリにしておきます。

(2)「オプション」の「PCファイルの取込」
により、そのフォルダに表示されてないファイルも
見えるようになります。
読むだけなら、この段階で読めます。

(3)「ファイル」の「移動」「複写」で、
カードから、モバに移動・複写できます。


参考文献

・niftyのfnecmcの12番会議室。