私たちは、分子生物学と有機化学の方法を用いて、生命科学にアプローチします。

 

分子生物学

生命現象の分子機構と生物活性物質の作用機構

老化や寿命はエネルギー代謝と関連し,食餌量や温度などの環境因子の影響を受けます.そうした環境因子の変動は感覚神経によって感知されます.生物の生存戦略(生存か生殖か)の決定や個体老化には神経による制御が関係していることが考えられます.研究室では,モデル生物として線虫 C. elegans を用いて,老化の分子機構の研究や,老化抑制作用をもつ化合物の探索と作用機構の解析を行っています.
 


 

ケミカルバイオロジー

レドックスバイオロジーと創薬シーズ探索

有機化学や遺伝子工学の方法を用いて,生体内における活性酸素の特異的な検出系の開発や,レドックスやエネルギー代謝関連物質(NADH/NAD+,GSH/GSSG,ATP/ADP)の可視化解析を行っています.また,活性酸素を細胞内の局所で発生する手法を開発します.これらの方法を培養細胞や生物個体に適用して,レドックスが関連する生命現象の仕組みの解明や,医薬シーズの探索を行なっています.
 


 

天然物化学

植物試料から生物活性物質・医薬シーズの探索

植物は医薬シーズの重要な供給源です.レポーター遺伝子を導入した培養細胞を用いて生物活性試験を行うことにより,シグナル伝達や転写を亢進・阻害する天然化合物を生薬・ハーブ等の植物より探索しています.例えば,培養細胞やモデル生物によるアッセイ系を用いて,神経変性疾患や生活習慣病を抑えたりアポトーシスを誘導する活性をもつ化合物を探索しています.
 

論文(2021.5.13)

尹さんたちの論文が,Moleculesに掲載されました.
Garcinielliptone G fromGarcinia subellipticaInducesApoptosis in Acute Leukemia Cells.
Yun, Y.S., Shioura, M., Hitotsuyanagi, Y., Yotsumoto, S., TakahashiY., Aoyagi, Y., Kinoshita, T., Takeya, K., and Inoue, H.

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W 出版(2020.9.16)

「基礎講義 生化学」
井上英史 編
「基礎講義 分子生物学」
田中弘文・井上英史 編
の二冊が東京化学同人より刊行されました.
生命科学系の学部1~2年生を対象とした教科書で,生命科学部では2020年度入学生の後期の授業から使ってもらいます.
Link(生化学)
Link(分子生物学)

論文(2020.5.6)

永田さんたちの論文が,J. Biol. Chem. に受理されました.
The evolutionarily conserved deubiquitinase UBH1/UCH-L1 augments DAF7/TGF-β signaling, inhibits dauer larva formation, and enhances lung tumorigenesis.
Nagata, A., Itoh, F., Sasho, A., Sugita, K., Suzuki, R., Hinata, H., Shimoda, Y., Suzuki, E., Maemoto, Y., Inagawa, T., Fujikawa, Y., Ikeda, E., Fujii, C., and Inoue, H. 
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出版(2020.3.24)

「ダンラップ・ヒューリン 創薬化学」

N.K. Dunlap,D.M. Huryn 著 長野哲雄監訳
が東京化学同人より刊行されました.井上が訳者として参加しています.
”学部3,4年生の学生および修士課程の大学院生を対象として現代的な創薬を解説した教科書.創薬に関心のある化学者,生物学者,特許の専門家などにも役立つ.”
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出版(2020.3.23)

「基礎講義 生物学」
井上英史・都筑幹夫 編
が東京化学同人より刊行されました.
”生命科学系の学部1年生を対象とした教科書.高校生物から大学生物学への橋渡しを目的として,分子生物学から生態学までを半期で学べるように編集.自習用の講義動画をダウンロードできる(2020年春予定).講義で演習問題と併せて利用すれば,アクティブラーニング用の教材としても活用できる.”
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受賞(2020.3.6)

藤川助教が水島昭二記念研究賞を受賞しました!
研究課題は「薬物代謝酵素GSTを標的とした蛍光プローブ群の創製と応用」です.









論文(2020.3.2)

森君たちの論文が Tetrahedron で in press になりました.
Convenient synthesis of regioisomerically pure 5- and 6-functionalized xanthene dyes via SNAr reaction and comparison of their reactivity towards click reaction 
Mori, M., Fujikawa, Y., and Inoue, H. (2020) 
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留学記(2020.1.1)

藤川助教の記事が薬学雑誌にけいさいされました.
誌上シンポジウム
ドイツでのポスドクとしての期間を振り返る
藤川雄太
YAKUGAKU ZASSHI 2020 年 140 巻 1 号 p. 43-46.
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出版(2019.12.18)

「基礎講義 物理学」
井上英史 監修,石飛昌光,高須昌子,宮川 毅,森河良太 著
が東京化学同人より刊行されました.研究室から提供した写真が使われています.
””生命科学系の学部1,2年生を対象とした教科書.高校で物理を未履修の学生にも興味をもてるように生命科学との関連を示しながら「物理学の視点」を提供する.半期の授業用で演習問題付.自習用の講義動画をダウンロードできる(2020年春予定).講義で演習問題と併せて利用すれば,アクティブラーニング用の教材としても活用できる.”
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受賞(2019.12.7)

森君が第11回大学コンソーシアム八王子学生発表会
ポスター発表優秀賞 を受賞しました!
発表タイトルは「GSTP1選択的活性検出蛍光プローブの開発とその応用」
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販売開始(2019.9.4)

藤川助教が開発した蛍光プローブが市販されました.

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論文(2019.6.15)

藤川助教たちの論文が Talanta に採択されました.
4-Bromo-1,8-naphthalimide derivatives as fluorogenic substrates for live cell imaging of glutathione S-transferase (GST) activity. 
Fujikawa, Y., Terakado, K., Nampo, T., Mori, M., and Inoue, H. (2019) 


論文(2019.6.13)

森君たちの論文が Chemical Communications に採択されました.
A highly selective fluorogenic substrate for imaging glutathione S-transferase P1: development, cellular applicability to epigenetic studies.



輝く MCB

Photo by Kaito; M by Rentaro, C by Natsuki, and B by Kazuma.




研究室旅行(2018.11.10~11)

長野県茅野市荒神山.
満点の星空と紅葉.



研究室旅行(2018.11.10~11)

駒ケ岳の千畳敷カールにて. 好天!




誕生会(2018.8.24)

8月生まれ(2人います)の誕生会 with 大学院生 @八王子のビストロ.フルコースディナー,美味しかったです.




論文(2018.6.5)

尹さんたちの論文が Tetrahedron Letters 誌に受理されました.
新しい ent-ノルアビエタン型ジテルペン化合物に関するものです.



受賞(2018.4.16)

先の日本薬学会第138年会で南保君が学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました.
演題番号:27PA-pm080S
タイトル:新規 GSTP1 選択的阻害剤の開発およびその作用メカニズムと構造活性相関研究




出版(2018.3.28)

マクマリー 生化学反応機構
ケミカルバイオロジーによる理解 第2版
J. McMurry,T. Begley 著
長野哲雄 監訳
井上英史 ,浦野泰照 ,小島宏建, 鈴木紀行,平野智也 訳

が東京化学同人より刊行されました.




日本薬学会第138年会(2018.3.26-28)

薬学会で尹先生,M1の熊倉さん,南保君の3人が発表しました.
発表の後は,つかの間の金沢観光.
良い天気で,兼六園の梅が綺麗でした.





大学主催 卒業祝賀会(2018.3.14)

卒業式の直後に催された卒業祝賀会にて.
学士の7人と.




学位記授与式(2018.3.14)

学位記授与式が行われました.

研究室では大学院生5名が修士,学部生12名が学士の学位を授与されました.
学士12名のうち何と3名が成績優秀者として表彰されました.
修士・学士の皆さん,おめでとうございます.


修士論文発表会(2018.2.26)

修士2年生5名の修士論文審査が行われ,無事終了しました.
お疲れ様です.






卒業論文研究発表会(2018.2.23)

4年生12名の卒業論文研究発表会が行われました.
1年間の成果,全員素晴らしかったです.






国際会議(2017.12.9~12.12)

森 雅矢君が,オーストラリアと日本の合同の 8th Society for Free Radical Research Australasia and Japanで発表しました.
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論文(2017.12.3)

藤川 助教たちの GST 検出蛍光プローブに関する論文が Talanta 誌に受理されました.
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文部科学省 私立大学ブランディング事業に採択されました(2017.11.7)

「健康社会の実現に向けた創薬化学の展開と人財育成」
アカデミア創薬と人財の育成を目指します.
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研究室旅行(2017.11.6)

研究室旅行.2日目,那須高原です.雄大な自然,動物とのふれあい.とても気持ちの良い日でした.





研究室旅行(2017.11.5)

研究室旅行.1日目,日光です.植物,歴史,文化,世界とのふれあい.紅葉が綺麗でした.





受賞(2017.10.25)

森 雅矢君が第8回スクリーニング学研究会で優秀ポスター発表賞を受賞しました.
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論文(2017.10.2)

尹 助教たちのコショウに由来する生物活性物質に関する論文が,Journal of Natural Medicines に受理されました.写真は,化合物の作用により神経突起の伸長が促進された細胞です.
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修士論文発表会(2017.2.28)

2月27・28日に修士論文発表会ありました.研究室の修士2年生5名も28日に無事発表を終えました。頑張りました.






卒業論文発表会(2017.2.23)

2月23日に卒業論文発表会ありました。
晴れ晴れとした笑顔です.






国際学会(2016.8.31)

8月31日〜9月3日にドイツ・ハイデルベルクで Chemidal Biology 2016 EMBO Conference が開催され、修士2年生の 森 雅矢 君が発表しました。