資格合格体験記

2013年度 基本情報技術者 合格

徳冨 夏樹 さん

ITリテラシーが高まる資格

生命科学部2年
(暁星国際高等学校 出身)

 私はITにうとく、パソコンの部品を交換したり、ファイル管理のための簡単なツールを作ったりといった、ITの基本的な活用がうまくできませんでした。生物系を初めとして、理工系の学際領域で情報化が叫ばれる昨今、ITの活用力は研究能力に直結してしまうのではないかと思い、強い危機感を覚えました。そんなとき、情報科学IIの授業で情報系の国家資格の話を聞き、これを機にITを体系的に勉強してみようと思い立ちました。

 本学の選択科目の情報科学II(注:2013年より必修科目)では、実際にC言語を用いてプログラムを書く実習を行っており、受講生は基本情報技術者試験で有利になります。また、必修科目の情報科学Iでは、メールの送受信やHTMLファイルの作成といったITの基礎を習得することができ、国家・ベンダ系を問わずあらゆる情報系の資格で有利になります。加えて、選択科目のバイオ情報科学では、バイオインフォマティクスの視点から、さらに高度なプログラミング技術を習得することができます。

 私は、基本情報技術者試験の受験にあたって、授業がない春休み期間を活用しました。基本情報技術者試験の合格率は二割程度とやや低いのですが、これは多数のIT企業が社員に受験を奨めているためであり、きちんと準備した人にとっては、実際の難易度はそれほど高くありません。また、合格の基準も正答率が六割程度となっているため、休暇中の過去問演習などで十分対応できます。

 具体的には、一日のうちに時間を決めて、春休みの前半で午前問題の問題集を一通り解き、後半に午後問題に取り組みました。一日の勉強量はそれほど多くないのですが、できるだけ勉強していない期間を作らないよう心がけました。午前問題の演習では、一問解くごとに解説を読み、問題の背景と基礎となる理論をしっかりと理解しました。午後問題も同様の方法で学習し、過去問を数年ほど遡りました。これらのプロセスは、一見してひどく回りくどく思えますが、そうして得た知識は試験会場で取り出しやすいものです。

 この勉強法で学習した結果、午前試験では時間が一時間ほど余ってしまい、途中退室しました。午後のC言語の問題とアルゴリズムの問題では少し間違えてしまいましたが、それでも合格することができました。

 今後は、国産のプログラム言語であるRubyや、高校の数学の教科書にも載っているJava Script、データベースに必須なSQLなどを個人的に習得していきたいです。また、今回の試験で得たITの知識を、将来の研究や業務で積極的に活用していきたいと思います。最後に、個人的な話になりますが、試験勉強中に心強いサポートをしてくださった教員の方々や家族、友人の皆に感謝します。

(2014年3月記)