卒業生メッセージ

鈴木 忠宏 さん

食品の安全を確保するための研究をしています

平成14年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
平成19年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 博士後期課程修了 博士(農学)
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所  勤務

 私は独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所において研究に従事しています。非常に長い名前のため名乗るのも覚えてもらうのも大変ですので、前半部分は「農研機構」としてこの機会に覚えていただければ幸いです。宣伝ついでとなりますが、食品総合研究所のHPでは食品への放射性物質の影響に関する論文の簡単な要約や関係機関のリンクなども掲載しておりますので、興味があったら訪問してみて下さい。私自身は食品の汚染原因物質であるかび毒の研究に携わっております。これは、パンや餅などで見られるようなかび汚染の研究ではなく、数年前に話題となった事故米騒動のようなかび由来の毒性化学物質汚染に関する研究です。私はその中でもかび毒の細胞への影響を調べています。かび毒の種類は非常に多く毒性も多種多様ですので、今後も精進して研究活動を進めていきたいと思います。

 応用生命科学科(当時の環境生命科学科)に在籍していた当時には、環境応答生物学研究室(現環境応答植物学研究室)において短い期間でしたがラン藻(シアノバクテリア)の代謝経路に関する研究を行っていました。その一年の経験から物質循環に興味を持ち、大学院の研究内容を選ぶ中で他大への進学を決意したので、学部4年時の研究室生活は人生の大きなターニングポイントとなりました。私の研究室の同期や諸先輩方を見回してみると、研究者の道へ進んだ方々もいますが、その他にも実に多彩な進路を選択しています。何がどのように転んで将来に繋がるかは本当に判らないものです。私が言うのも大変恐縮ですが、大学では行動半径も広がりますので、様々な経験を積んで下さい。きっと人生のプラスとなるはずです。東薬はホームグラウンドとして最高の環境が揃っていますので、行動の起点とするには適した場所だと思います。