在学生の声

豊泉 佳奈美 さん

薬用植物の生育診断から、安定した栽培法の確立を目指しています

応用生命科学科4年(応用生態学研究室)

 私は高校3年生の時に参加した夏休み研究実習で動脈硬化と研究としての医学に興味を持ち、生命医科学科に入学しました。入学後は医学だけでなく生命科学という幅広い分野を学んだことで視野が広がり、3年次の研究室選択の際には「陸上植物の環境応答機構とその生態学的な意義を明らかにする」というテーマに惹かれ、現在所属している応用生態学研究室を希望しました。

 応用生態学研究室では各々が違った研究テーマを設定し、研究に取り組んでいます。私の研究テーマは「マオウの環境条件に対する応答性の診断」です。薬用植物であるマオウは成長速度が遅く、見た目による栽培管理の判断が難しい植物です。現在、薬用植物園の三宅先生にお力添えいただき、栽培条件を変えて栽培したインテルメディアマオウを用いて、光合成系の解析を行うことでマオウの環境条件に対する応答性の診断を試みています。

 今後は「高品質なマオウの安定供給」を最終的な目標とし、まずは安定した栽培法の確立を目指します。現在、薬用植物の国内自給率は12%ほどでほとんどが輸入に頼っており、また安価で良質な薬用植物の入手が困難になってきています。そこで、マオウを初めとした薬用植物の安定栽培法を確立することにより、違った面から医学に貢献したいと考えております。