卒業生メッセージ

室田 知里さん

環境測定を支援する業務の中で、東薬で培った知識や経験が役立っています

平成21年 環境生命科学科(現応用生命科学科)3年終了時、大学院に飛び入学
平成23年 大学院修士課程修了(環境応答生物学、現環境応答植物学)
平成23年 大学院博士課程入学(環境応答生物学、現環境応答植物学)
平成24年より 社団法人日本環境測定分析協会  勤務

 私は小さな頃から環境や生物に関することが好きだったので、将来は少しでもそういったことに関わる仕事がしたいと思い、東京薬科大学生命科学部に入学しました。

 東薬の授業カリキュラムの特徴は、一年次から様々な科目を勉強することです。生物は勿論、数学、物理、化学といった、あらゆる分野の“科学”の基礎となる知識を身につけることができます。そのため学生実習でも、片やマウスの解剖から、遺伝子組み換え、分子モデルのプログラミングやコンピュータシュミレーションまで幅広い分野の実験を経験することができて、とても楽しかったです。

 とくに植物生理学に興味を持った私は、試験資格が得られたこともあり、学部3年生終了後、同大学大学院修士課程へ飛び入学し、環境応答生物学研究室に所属しました。修士課程では、緑藻クラミドモナスのヒ素耐性機構について研究していました。自分にとって最も魅力的な分野の研究に取り組めたこと、そして、家族のような研究室のメンバーと、共に研究に精を出しつつ、年間行事(ソフトボール大会、研究室旅行etc)を楽しめたことは私にとって最高の思い出です。

 まだ博士課程1年を終了したところでしたが、縁あって平成23年に(社)日本環境測定分析協会に就職しました。現在は、環境測定分析を行う会社を一般の方に紹介したり、分析業務新任者向けの研修会を主催したり、環境計量士国家試験に関すること(受験講習会の開催、関連書籍の発行)に携わったりしています。そのため事務仕事がほとんどですが、研修会の準備や書籍の編集作業では、東薬で培った知識やノウハウが存分に発揮されています。

 私は最終的に、人をサポートするような仕事が自分の性格にあっていると思い、現在の職場に決めました。しかし、東薬で得られる様々な知識や経験は、将来的に、幅広い選択肢を与えてくれると思います。

 また、将来の可能性を広げる、という意味では、飛び級もまたその一つだと思います。私は結果として博士課程の途中で就職という形になりましたが、どんな形であろうと、自分が進みたい道に対して大きくプラスになることだと思います。研究が好きならば、一年早く専門的な研究に携わることができますし、就職活動においても、一つのスキルとして自分を後押ししてくれます。

 また、余談ですが私が今携わっている、環境計量士という国家資格も、スキルアップの意味で学生の皆さんにお勧めしたいです。環境測定分析業務を行う会社では必要不可欠な資格であり、そういった職種分野の就職活動の際にも役立つのではないかと思います。試験問題は大学レベルの基礎物理や化学が出題されるので、東薬の授業に真面目に取り組んでいれば十分合格の可能性があると思います。

 現在、将来のビジョンが見えている人も、そうでない人も、東薬の学生生活で自分を磨いて、未来の選択肢を広げていってください。