在学生の声

高柳 周汰 さん

実験の楽しさに触れる日々

応用生命科学科4年(環境応用植物学研究室)

 1〜3年生までの生命科学実習では大学の講義で学んだ知識を実際に実験で行う楽しさや大変さを知りました。教科書に載っている実験手順の意味を一から考え直して試薬を作り、検出機器や道具の構造を理解した上で実験の結果がどう得られるか考えるのは楽しいです。しかし、実験なので失敗することもありますが、失敗にも必ず理由があります。そうした場合は再び考え直して試薬作りは正しかったか?道具の扱いが間違っていなかったか?など次はどうすれば成功するのかを考察するのは大変でした。

 私はもともと微生物や植物がどのように有害物質を取り込んで環境に適応しているか興味があったことから藻類であるシアノバクテリアによる排水の浄化を研究テーマとしています。シアノバクテリアには二つのリン酸輸送体があり、面白いことにこのリン酸輸送体はリン酸だけでなく分子構造がよく似ているヒ酸も取り込むことができます。リンは環境中に流出しすぎると水質の悪化、生態系の破壊を招くことがあります。またヒ素は土壌中から水に溶出することがあり、地下水摂取で中毒を起こすことがあります。シアノバクテリアのリン酸輸送体の機能を最大限に活かしてリンとヒ素の回収を行うための研究を行っています。

 周りにも各々の研究テーマをもった研究室の仲間がいるので、気軽に意見を交換する中で新たに気づくことも多いです。得られた様々な知識を活かして研究を進めていきたいと思います。