資格合格体験記

2016年度 ITパスポート 合格

奥田 重将 さん

企業研究にも役立つITパスポート

生命科学部3年
(秋田県立秋田高等学校 出身)

 「IT」という単語を聞くと、以前の私はプログラミングなど機械的な概念を思い浮かべました。しかし、いざITパスポートの内容を調べるとむしろ経営的な知識や身近なツールの特性など生活に密着したものが多かったのです。そこで私は就職活動準備の真っ只中ということと、将来は実家の酒造会社を継いで経営していきたいという気持ちから受験を決意しました。

 例えば、普段使う電子メールのセキュリティを保証する暗号化の方法として「公開鍵暗号」というものが使用されています。これは暗号化するツールと複合化するツールを異なる方法にして機密性を保持するものです。このような社会的に基本である知識を問うものが多く、自分のステップアップのためにも受験が必要だと考えました。

 ITパスポートの問題内容は年に二回春と秋に更新されますが、受験は年中可能です。しかし私の場合、履歴書に書ける期間までに合格通知を受け取るようにするには、長くても二週間ほどでした。そこで『ITパスポート合格教本』という書籍を使用して勉強しました。この本はカテゴリ別に要点がイメージしやすい図とともに掲載しているほか、過去問や予想問題がCD媒体として付録しています。私の場合、前半七日間は本書をひたすら読んで暗記して、後半の七日間は過去問や予想問題を解いて間違えた問題を復習してノートに書き留めました。また、アルファベット三文字の略語など紛らわしい単語が多かったので、正式名称を確認しつつノートに書いて区別しました。例えば経営目標に対するプロセスを評価する重要業績評価指数を意味するKPIと、公開鍵暗号を正確に発行するシステムの公開鍵基盤を意味するPKIはとても字面が似ています。

 本番は午後のなるべく遅い時間に受験できるように選択し、その直前までノートを見返して単語とその説明を一つのイメージとしてつなげていきました。

 この文章を書いている現在(2017年3月)、私は企業説明会や講演会を受けている時期でありますが、実際に説明や講演の中に勉強した知識がいくつも出てきます。そのおかげで話の内容(その企業の活動形態など)が以前より理解しやすくなり、知識を応用して自分の持つ強みや弱みを分析できるようになりました。今後は社会の常識として活かす他に、レベルが上の情報系資格に挑戦するモチベーションとしていきたいです。

(2017年5月記)