在学生の声

在学生の声(2016)

平成28年度日本学術振興会特別研究員採択者のメッセージ

在学生の声(2014)

平成27年度きぼうプロジェクト免疫学博士課程学生支援採択者のメッセージ

平成23年度日本学術振興会特別研究員採択者のメッセージ

工藤 光野 さん

工藤 光野 さん
博士課程2年 ゲノム病態医科学研究室

 私も気がつけば博士後期課程2年次となり、この場所に通い始めてから8年間が過ぎました。桜の蕾がほころび、活力に満ちた新入生と構内ですれ違うたび、時の経つ早さと自分自身の変化に驚きを覚えます。高校時代、勉強が大嫌いだった私が生物学に興味を持ったきっかけは、慕っていたサッカー部の恩師の教科が生物学だったという有り触れた理由でした。その後、その魅力に惹かれた私は東京薬科大学の生命科学部に入学し、生命科学にのめり込みました。東京薬科大学の授業では物事を常に自分の頭で考察することが求められます。決まった事柄をただ暗記するのではなく、生徒一人一人が生命科学という未知の世界に対して『なぜ?』と疑問を問いかけるのです。最初は苦労しましたが、自分で考え、その度に気付きを得ることで自ら勉学に励むようになっていました。また、当大学では部活動も活発で所属したダンス部ではたくさんの素晴らしい経験と大切な仲間達を得ることができました。東京薬科大学のおかげで勉学、プライベート共に本当に充実した大学生活を過ごせていると思います。

 ふと立ち止まり自分自身を見つめ直すと、この大学で経験し、学んだことが今現在の自分自身を形作っていると心から感じます。あれほど嫌いだった勉学の姿形もいつの間にか全く別のものに変わり、学ぶことを苦としない自分が傍らにいました。本当の意味での勉学に触れ、真摯に向き合えたのだと思います。今でも自分の未熟さを思い知らされ、心が打ち拉がれる毎日ですが、同時にその一瞬一瞬、自分が成長し続けられているということを実感できています。自分自身を変えてくれたこの場所と、この場所で巡り会えた全ての人に感謝しながら、残りの学生生活を謳歌したいと思います。

工藤 美穂 さん

工藤 美穂 さん
4年 東京医科大学 分子病理学分野で卒業研究

 私は将来医療系の仕事がしたいという漠然とした考えを持ちながら大学選びをしていました。そんな中、医師として苦しんでいる患者さんを治したいという気持ちもありましたが、研究者としてまだ確立されていない治療法を開発したいという想いが強くなり、教育・研究・勉強する環境が整っている本学へ入学しました。入学後は1年次から実習や課題に追われる忙しい日々を送っておりましたが、部活やバイトを両立させながら充実した日々を過ごすことができました。また、3年次には解剖実習を見学することができ、とても貴重な体験ができました。現在は姉妹校である東京医科大学で卒業研究をさせていただいております。そこでは研究者以外にも医師がたくさんいらっしゃる環境なので、本学とはまた異なる刺激を得ることができます。わからないことを追求するということは本当に大変なことですが、今後も研究に邁進していきたいです。

岩本 玲美 さん

岩本 玲美 さん
4年 免疫制御学研究室

 私は3年次に履修した免疫学の授業をきっかけに、生体の恒常性を保つために働く免疫系についてより深く学びたいと考え、免疫学系の研究室を選びました。免疫現象は多様かつ複雑で、その解明には広範な学問領域の知識や技術を身につける必要があります。研究室に配属され、実験・研究を進めて行く中で痛感したことは、1年生から3年生までに学習する基礎の重要性です。単発的なものに思う学習であってもいずれ何かとつながり、その知識の連鎖が研究に対する理解を深め、研究を成り立たせているのだと改めて実感しています。また、所属している研究室の魅力の一つは研究テーマの異なった仲間と活発な議論ができる環境にあることです。様々な意見交換は研究に新たな視点を加えることができ、自らの成長にもつながる貴重なものだと思います。

 私自身のモットーは「常に自らの好奇心に従うこと」です。研究は好奇心の追究であり、これが研究の最大の魅力なのではないかと私は思います。今後も好奇心を軸に免疫の研究を深めていき、将来何か社会に貢献することができればと考えています。

伊藤 直樹 さん

伊藤 直樹 さん
4年 分子生化学研究室

 大学生活で印象に残った出来事は何かと聞かれて、すぐに思いつくのは学部2年の夏に行った海外研修です。それまで海外に行ったことがなかった僕にとって、長時間の飛行、時差の体験、英語オンリーの世界は強烈な体験でした。この研修では海外の文化に触れるだけでなく、最先端の研究を現地の研究者から直接聞くことができました。聞くことができたといっても、当時は英単語不足とリスニング能力が低かったために断片的な理解で、簡単な質問しかできませんでした。しかし今なら専門的な知識も増え、学んできた英語をフル活用してもう少し踏み込んだ質問ができると思います。

 いま僕はアルツハイマー病に関連する研究をしています。思ったような結果が出ないこともしばしばです。しかし、予想外の結果が興味深い発見であったりと、まだまだ始めたばかりですが研究の面白さを実感しています。来年度は本学の大学院へ進学して今の研究を続ける予定です。

 海外で研究されてきた先生の話を聞くなかで、グローバルな視点を持ちたいと思うようになりました。将来的には日本だけにとどまらず、留学して自分の見聞を深めたいです。そのとき、研修での経験は環境の違いに対する不安を和らげ、自分を勇気付けてくれると思います。

高橋 由衣 さん

高橋 由衣 さん
修士課程1年 心血管医科学研究室

 私が「生命科学」という分野に興味を持ったのは高校の時、授業でペニシリンという抗生物質を自分たちで精製したことがきっかけでした。実験の手順や使用する試薬など1から自分たちで調べて考えて実験を組み立てるというもので、何度も失敗して試行錯誤を重ねたことを覚えています。そして精製したペニシリンが薬効を示した時、達成感とともに実験の醍醐味を知り、薬の開発や精製などに関わりたいと考えるようになりました。元々、生物や微生物の授業が好きで興味を持っていたこともあり、薬学部も併設している東京薬科大学の生命科学部に入学しました。

 本学部では1年次から実習が始まり、「なぜこの実験結果が出たのか」「なぜこの実験操作をしたのか」など多くの「なぜ?」に対して自分たちで「考察」し「理解」するという力をつける機会が多くあります。入学して医科学の専門科目の多さに驚きましたが、幅広く知識を得ることができ、その知識をもとに様々な角度から物事を見ることで考察する力が身につきました。生命科学部では生物、化学、物理、数学など幅広い分野を学ぶため、得意教科は人それぞれです。苦手教科であっても、それを得意な友達に教えてもらう、逆に自分が得意な教科は教えてあげるというように自分たちで協力して「学ぶ」ことができます。また、このコミュニケーションのなかで色々な考え方を「知る」ことができるので、一つの見方に偏らない多面的視点からの理解や思考力などが養われます。

 私は、修士課程において、植物に含まれるOsmotinという新規ペプチドを用いてヒトの動脈硬化を予防できることを検証するため、ヒト由来の血管壁細胞や遺伝子改変マウスを用いて実験を行っています。Osmotinはジャガイモ、トマト、ピーマンなどの野菜に多く含まれており、栄養素という意味合い以外にファイトケミカルと考えられています。ファイトケミカルとは植物が太陽の紫外線や害虫から身を守るために自ら作り出す化学物質のことで、その抗酸化作用や未知の善玉的作用からヒトの生体調節機能に対しても良い影響を及ぼすのではないかと最近注目されています。私の研究により、Osmotinが培養ヒト血管壁細胞において様々な遺伝子を制御して動脈硬化を予防することが明らかになりました。次のステップとして、生体内での実証のため動脈硬化モデル動物であるアポE欠損マウスにOsmotinを持続投与する実験を現在行っております。望ましい結果が出るには苦労はつきものですが、動脈硬化の新しい治療薬の開発を夢見て研究を続けることで、社会の役に立つことができればと考え頑張っております。

白井 玲美奈 さん

研究者になる覚悟

白井 玲美奈 さん
特別研究員(DC2)採択
心血管医科学研究室 博士後期課程1年

 この度、平成29年度 日本学術振興会特別研究員(DC2)に採択され、非常に光栄に思います。御指導いただいた渡部琢也先生(教授)、佐藤健吾先生(助教)並びに心血管医科学研究室の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 学部時代の成績が決して良かったとは言えない私が、特別研究員に採択されるとは思いもよらないことでした。学部4年生で研究室に配属され、意味が分からぬまま手を動かし、実験は楽しいとだけ思っていました。修士・博士課程に進学し、先生から得られる知識と技術は全て吸収しようと考え、世界第一位の死因である虚血性心疾患の予防・治療に関するプロジェクトに幾つも参画させてもらいました。現在、私は主に、血管炎症および動脈硬化に対するネオプテリンの抑制作用とその機序について研究しております。本研究は第47回 日本動脈硬化学会学術集会において優秀ポスター賞を受賞し、更に、American College of Cardiology’s 65th Annual Scientific Session(米国心臓病学会)においてThe Best Poster Awardを受賞しました。また、American Heart Association Scientific Sessions 2015(米国心臓協会)での発表に伴い、本学大学院生命科学研究科に在籍する学生で優れた研究成果を挙げた者を対象とする永井國太郎記念大学院学生奨学賞に採択され、表彰されました。

 これまでの経験から研究の厳しさと面白さを実感し、研究職を志すきっかけとなりました。今回、特別研究員に採択されたということは研究者としての第一歩を踏み出す勇気にもなり、同時に研究者になる覚悟も生まれました。この覚悟を忘れず、これからも研究生活に邁進していく所存です。

丸山 智広 さん

丸山 智広 さん
修士課程2年 細胞情報医科学研究室

 私は、高校の頃から数学が得意であったという理由だけで、情報系を専攻とする大学に入学しました。しかし、元々情報系の学問に興味がなかったため、1年間在学したあと、その大学を退学してしまいました。その後、それまで全く勉強したことのない生命科学という言葉に惹かれ、東京薬科大学の生命科学部に入学しました。入学後、高校生物を全く勉強したことがなかった私には、生命科学部の授業全てが未知の世界でした。最初は苦労しましたが、年度があがるにつれて専門的な授業が増え、生命科学という分野は非常に面白い学問であるということに気付き、自ら勉学に励むようになっていました。4年生になって卒業研究が始まり、研究の面白さを知りました。この研究で結果を残したい、という理由から大学院に進学することに決めました。

 私は現在、東京慈恵会医科大学の再生医学研究部に通学し、細胞内型ホスホリパーゼA1タンパク質と神経変性疾患の関わりについて共同研究を行っています。そこでは研究者を目指している学生さんが多く、研究に対するプロ意識を感じます。論文紹介、研究紹介、先生とのディスカッションなどで忙しい日々が続きますが、充実した毎日を過ごしています。来年度からは博士課程に進学し、研究を完成させたいと考えています。

谷内 和歌子 さん

谷内 和歌子 さん
2年 田中(正)ゼミ

 東京薬科大学の魅力はなんといっても一年次後期から始まる実習の授業です。私は高校時代から実験が好きで、大学での実習の授業を楽しみにしていました。大学の実習では実験者一人一人が、常に自分の頭で考察することが大切です。また実験結果をレポートとしてまとめ整理しなければなりません。はじめのうちは大変でしたが、実習を進めて行くなかで、授業で教わった一つ一つの事柄がそれぞれ関連していることに気付き、実習の面白さをよりいっそう感じられるようになりました。

 また学んで行く上で、先生と生徒の距離が近いことも東薬の魅力です。授業での不明点を気兼ねなく質問することができ、先生方も丁寧に指導して下さります。

 また、たくさんの友人にも恵まれ、毎日がとても楽しいです。

 将来は、この大学に入学するきっかけにもなった免疫学をより深く学んで行きたいと思っています。私にとって 東薬は夢を実現する上で理想的な環境といってよいでしょう。3年次ではさらに専門科目が増え、たくさんのことを学べるので気を抜かずがんばりたいと思います。

内藤 愛美 さん

内藤 愛美 さん
1年 深見ゼミ

 大学生になって、大学は勉強も遊びも友人関係も自分が積極的に行動することで良い結果が得られる場所であることを実感する日々です。長期休暇に運転免許を取得したり、資格の勉強をしたり主体的に行動することで充実した日々を送っています。

 高校時代から数学・化学が好きで、また病気の研究をしたくて生命科学部に興味を持っていました。生命科学部では専門的な知識を得たり、実習を通して様々な現象を理解できます。これまでも様々な器具を用いてゼミでDNA抽出する実験を行ったり、私が所属する生化学研究部では肝細胞増殖因子を誘導する物質の効能を調べる夏実習を行いました。単なる暗記では通用しない分野であるので、早い段階から基礎を確実に習得していかなければなりません。

 将来は、人の命を奪うガンをはじめとする病気の研究をして、製薬系企業の研究開発に携わり社会に貢献したいと考えています。大学で様々なことを学んだ上で、自分が特に何の分野に興味があるのか、どこで自分の夢に最も近づけるのかを見極めたいと思います。今までの人生で沢山の失敗と挫折を経験してきましたが、東薬で過ごすこれからの毎日、全てを自分の糧にして常に自分の目標を心に留めて精進していきます。

野原 ちさと さん

野原 ちさと さん
1年 田中(正)ゼミ 

 幼い頃から病院に通っていたり、ニュースで医師不足という言葉を聞いたり、発展途上国では満足のいく医療を受けられないということを知った私は、将来は医師になると決めていました。しかしガンさえ私はあまり理解していなく、また学費や修了年数が6年ということに戸惑い、それから将来の夢に不安を抱き、大学受験のときに進路に迷いました。

 そんなときに私が興味を持ったのが生物学でした。小学生のときから理科が大好きで、中学・高校と学ぶうちに理科の面白さにひかれました。またiPS細胞のニュースを聞いたとき、生物学から医学へアプローチすることもできるのかと実感し、生命科学に興味を持ちました。そして生物学と医学のつながりを学ぶなら、生命医科学科のある東京薬科大学に行こうと思いました。

 東京薬科大学に入学してから私は多くのことを学びました。実際に生物学の講義では、免疫グロブリンは免疫の分野だけではなく、遺伝の分野にも絡んでいること、鎌状赤血球や狂牛病のように遺伝子やタンパク質のうち、1つでも正常にはたらかなくなると病気になることなど学びました。また実習もいくつか行い、このうち緑色蛍光タンパク質を取り出すという実習では、今まで使ったことのない器具で作業を行い、きれいな蛍光が見られたときは本当にうれしかったです。また生命医科学科の教授たちが自身の研究室や研究内容を紹介する生命医科学概論では、専門的な内容や手術の様子などを話したりしてくれました。

 大学に入学してまだ1年も経過していませんが、多くのことを学び多くのことに興味を持ちました。これから発展した内容の講義や実習があると思うと、楽しみで仕方ありません。多くの科目を学び興味を持ち、発展させたいです。

 (写真の説明)後列のメガネをかけているのが、私です。

吉岡 優希 さん

吉岡 優希 さん
1年 深見ゼミ

 私は医学の研究がしたいと思い、生命医科学科のある東京薬科大学に入学しました。生命科学部の1年は今、高校の頃に習ったことをより深く理解し今後専門科目を習うための土台となるような授業を中心に受けています。また、生物、化学、物理の実験をグループに別れて行いレポートを書く実習も毎週あります。

 東薬では入学してすぐに、教授や助教授などがアドバイザーとしてついてくださることになっていて、1年の前期にはアドバイザーの先生によるゼミナールという授業があります。私の所属していたゼミでは英語で書かれた論文を読んだり、大腸菌からDNAを抽出する実験を行い、マイクロピペットや遠心分離機などの基本的な器具の使い方を習ったりしました。

 周囲には、将来大学院に進み研究者になりたいという目標を持っている友人も多く、互いに高めあうことができる環境です。私も将来研究者になり社会に貢献できるようになるため、努力していきたいと思っています

飯塚 萌 さん

飯塚 萌 さん
1年 中村ゼミ

 高校時代、生命のしくみに興味を持ち、東京薬科大学の生命科学部・生命医科学科への入学を決めました。入学してまだ半年ほどですが、多くの印象的な講義を受けてきました。例えばFuture Skills Projectの授業では、「アステラス製薬」「ベネッセコーポレーション」の講師から与えられた課題について、学科を越えてグループごとにディスカッションを重ね、プレゼンテーションしました。この授業を通してチームでのディスカッションや的確な提案をすることの難しさを実感しました。またアドバイザーゼミでは、普段の講義と違い、少人数制で行われ、自分の興味を持った分野に特化し、最先端の研究を学びました。私の所属したゼミでは2グループに分かれて論文を読んでいきますが、英語で書かれたものも少なくなく、研究室の先輩方にも教えていただきながら進めていきました。最後の授業では、グループごとに病気の新しい治療法を考えて、先生や研究室の先輩方にプレゼンテーションする機会もありました。これまでゼミで学習してきた知識を活用しつつ、そこに自分たちの発想、知識を加えて考えなければならないので、とても難しい課題でした。しかしこの課題を通して普段の講義からも、より多くを身につけなければならないと学習への意欲にも繋がりました。

 これからの3年間、自分の興味について、より多くを学んでいきたいと思います。そして学生時代にしかできないことを目一杯楽しもうと思います。

久保木  恵理佳 さん

「きぼう」プロジェクト採択にあたって

久保木 恵理佳 さん
生命医科学科(免疫制御学研究室) 博士後期課程1年

 この度、日本免疫学会の平成27年度 きぼうプロジェクト免疫学博士課程学生支援に採択していただけたことを非常に光栄に思います。たくさんのご指導をいただいた田中正人先生、浅野謙一先生をはじめ、支えてくださっている皆様には心より感謝しております。

 学費及び生活費など経済面での不安は、博士課程に進学を希望するにあたり大きな障壁となっていましたので、支援をいただき研究に存分に従事できることを、大変ありがたく感じております。

 また、この度のプロジェクトへの応募を通じて、自分のテーマを見つめ直すことで免疫学や研究の面白さを再確認するとともに、それを表現することの難しさもあらためて痛感しました。私はこれまで「研究をすること」が好きで突き進んできましたが、今後は、研究者を目指していく上で必要な能力や姿勢も意識しながら、これまで以上に日々励んでいきたいと思っています。

金丸  佳織 さん

一歩を踏み出す勇気

金丸 佳織 さん
特別研究員(DC1)採択
生命科学研究科(ゲノム情報学研究室、現ゲノム病態医科学研究室) 博士後期課程2年

 私がDC1に応募したのは、先生からの勧めによるものでした。研究することが好きで今後も続けていきたい気持ちはありましたが、進学という道を選んでもいいものか、迷っている状態でした。そんな中、自分の行ってきた研究を客観的に評価してもらえる機会の一つとして、DC1への応募に挑戦することにしました。今回、採択をいただくことが出来たことで、自分のこれまでの研究を客観的に少しは認めてもらえたのでは…という自信につながるとともに、先生をはじめとした周りの人々の支えの大きさを感じることができました。この経験を通じ、一歩を踏み出す勇気をもって実際に行動を起こすことが大事であることを実感しました。これからの研究生活においても、チャレンジ精神を忘れずに、新しい一歩を少しずつでも踏み出していきたいと思います

岡本 奈緒子さん

身の程知らずの挑戦

岡本 奈緒子さん
特別研究員(DC2)採択
生命科学研究科(ゲノム情報学研究室、現ゲノム病態医科学研究室)博士後期課程3年

 今回私が採択をいただいたDC2は新博士課程2年生以上が応募する制度であり、業績に重点をおいて審査が行なわれると言われています。私はDC2へ応募した時点で筆頭著者の論文を持っておらず、無理かもしれないと思いながらの応募となりました。しかし無謀な挑戦にも関わらず筆頭著者論文の業績以外の評価により内定をいただくことが出来ました。

 もし自分の業績を理由に応募していなければ内定の可能性をも捨てることとなったため、いつも手堅い挑戦だけではなく時には身の程知らずの挑戦も必要だと実感しました。これからの研究生活の中でも、今の自分の力量では乗り越えられないと感じる壁に出会うかもしれません。しかしそこで常に立ち止まるのでなく、出来る限りの努力とともに時には身の程知らずに挑戦して行きたいと思います。

杉山 真由 さん

私が誇れること

杉山 真由 さん
特別研究員(DC2)採択
平成24年生命科学研究科博士後期課程修了(ゲノム病態医科学研究室)
現在理化学研究所研究員

 今回の採択は大変名誉と感じています。私は現在ゲノム情報学研究室に所属しながら、外研生として理化学研究所脳科学総合研究センター(理研BSI)の宮脇敦史先生の下で個体イメージングの研究に取り組んでいます。

 これまでゼブラフィッシュ個体で細胞周期の過程を2色で色分けする手法を開発し、発生と細胞周期の協調を明らかにしてきました。こうした成果は一人で成したことではありません。私は学部2年から深見希代子先生の研究室の空気に触れ、3年で大学内外の色々な研究室に出入りしました。4年後半からは理研BSIで飯村忠浩博士など素敵な研究員達に出会い、様々なアドバイスに支えられ、ここまで辿り着きました。

 私が誇れることは行動力で、これは誰もが少しの勇気で踏み出せ、東京薬科大学はこれを受け入れてくれる大学です。これからも感謝の心を忘れず、未知の世界に踏み出して行きたいです。